フリーランスを継続するコツ
プログラマーがフリーランスの道を選ぶなら、どのような部分に気をつけていくべきか知っておくことが継続の秘訣です。ここでは、3つのポイントに焦点を当てています。
依頼と信頼のループ
フリーランスは自由度が高い一方で、仕事をつなげていかなければ収入が不安定になり、生活そのものが行き詰まってしまいます。こうした不安を払拭するためには、クライアントが安心して依頼できるフリーランスになることが大切です。新規の案件を獲得してから守るべきことは、納期や品質などいろいろなものがあります。納品までの間にもクライアントとたくさんコミュニケーションをとることがありますよね。そうしたときにも丁寧なやり取り、こまめな確認、できるだけ早いレスポンスなどを徹底することが信頼につながる鍵です。
案件を進めていくなかで些細な疑問が出たとき、「このくらいを確認していいものか」と遠慮してそのまま自己判断で行うのは禁物です。小さな認識のズレが命取りになることもあるため、必ず確認が大切です。ただし、口頭のやり取りはエビデンスとして残しづらく、後々のトラブルに発展することもあります。メールや書面など、形として残しておくと確認もスムーズです。仕事の丁寧さ、レスポンスの速さ、こまめな確認などはクライアントからの信頼につながり、継続依頼も期待しやすくなります。
単価交渉もあり
フリーランスのプログラマーが場数をこなすうちに、自分でもスキルアップを実感することがあるのではないでしょうか。そういうときは、単価交渉のタイミングかもしれませんよ。相応の実績を積み重ね、フリラーンスの初期の頃と比較しても格段に納品物のクオリティが上がっているのなら、単価交渉を切り出してみましょう。交渉する場合、交渉しやすいクライアントの特徴を知っておくとより安心です。丁寧かつ迅速なやり取りをしてくれる、業績が良い、といった特徴のあるクライアントは単価交渉をしやすい傾向にあります。クライアント側としても、納期ややり取りの丁寧さ、品質の良さなどを兼ね備えたフリーランスを逃したくないと考えますよね。自身の実績やタイミングなどを鑑みて、単価交渉を切り出してみましょう。
磨くべきスキル
フリーランスを継続してくためには、クライアントとの信頼関係や単価交渉などの他にいくつかのスキルを集中的に磨くことが大切です。まずコミュニケーション能力は磨いておいて損はありません。相手の意図を汲み取ったり、自身の考えを的確に伝えたりといったやり取りは毎回必要になります。メールやチャットなどの文面においても、齟齬が生じないようにしなければなりません。このほか、マネジメントスキルもフリーランスが磨くべきスキルです。クライアントとのつながりを維持するだけでなく、フリーランスとしての自分自身のことにも目を向ける必要があります。フリーランスには自由がありますが、だからこそ自律が求められます。体調管理にスケジュール管理、適した仕事量、仕事とプライベートの両立など、さまざまな点に注意を払いながらバランスを取っていかなければならないのです。フリーランスを継続するために、これらのスキルは特に磨くと安心です。